学習の流れ
概要
どんぐり舎では、
1回120分の授業で、以下の6つの授業を組み合わせて学んでいきます。(120分クラスの場合)
以下、❷お絵描き算数文章問題、❸体感を伴う観察力・洞察力についての説明を含みます。
① → 「お絵描き算数文章問題を解く時間」
=絵描舎(えかきや)
② → 「漢字をイメージしながら学ぶ時間」
=漢字舎(かんじや)
③ → 「計算を、鉛筆を使わずにイメージしながら学ぶ時間」
=計算舎(けいさんや)
④ → 「地理を遊びながら学ぶ時間」
=地理舎(ちりや)
⑤ → 「本物を見て、触れて、観察し、想像を深める時間」
=観察舎(かんさつや)
⑥ → 「さまざまなテーマから、自分が学びたい内容を深く学んでいく時間」
=探究舎(たんきゅうや)
上記授業を組み合わせながら、子どもたちの思考力、観察力、洞察力を伸ばしていきます。
以下、授業内容について、1つずつ解説していきます。
①絵描舎(えかきや)ってなに?
絵描舎の時間は、以下のような算数の文章問題「1問」を、絵を描きながら“ゆっくり”“じっくり”“ていねいに”楽しく解いていきます。(下記問題はあくまで目安です。入舎年齢に応じて異なります)
【5~6歳児さん向けの問題】
おばけの おはなみは にぎやかです。とくに うすぐらいところに たくさんの さくらのはなが
さいていると おおさわぎして たのしみます。
きのうの おはなみより きょうの おはなみに きている おばけは 6にんも おおくて 13にんです。
では、 きのうと きょうの にんずうを たすと みんなで なんにんに なるでしょう。
【6~7歳児さん向けの問題】
5分で3枚の巨大カードを作ることができるカード製造機があります。
できたカードは順番に積み重ねます。カードの厚さは10mmです。
この機械は、積み重ねたカードの厚さが15㎝になると自動的に止まってしまいます。
では、11時45分から機械を動かしはじめると、何時何分に機械は自動的に止まるでしょう。
【7~8歳児さん向けの問題】
サンタさんが、子ども4人に、それぞれ同じ値段のお菓子を2個ずつと、そのお菓子1個の丁度3倍の値段がする玩具を1つずつ買ってあげようと思っています。ただし、サンタさんが使えるお金を全部で8800円とすると、1個何円のお菓子と1つ何円の玩具を買ってあげればいいでしょう。
【8~9歳児さん向けの問題】
30秒で3個のまんまる巨大卵を産む鶏モンスターが2匹います。今日は、この卵を重ねて3㎞の卵タワーを作ろうと思っています。卵の半径を25㎝とし、9時56分15秒から産み始めるとすると、何時何分何秒にタワーを作ることができる分の卵を用意できるでしょう。
【9~10歳児さん向けの問題】
カレイのレイちゃんの誕生日に缶入りのクッキーケーキを買ってきて、缶ごと重さを量ったら4kg700gありました。このクッキーをみんなで3分の1食べてから、重さを量ったら今度は3kg450gでした。では、このクッキーが入っている缶だけの重さはどれくらいなのでしょうか。
【10~11歳児さん向けの問題】
ペンギンのペンペンは飲むと体が軽くなるというフワフワサイダーが大好きです。フワフワサイダーは、1リットルで500gの重さがあり、金額は1kgで500円です。ペンペンは、1辺が20㎝の立方体の水筒にギリギリまでフワフワサイダーを入れてもらいます。今、1580円持っているならば、明日から1日に30円ずつ貯金をすると、ペンペンは今日から何日後にサイダーを買えるでしょうか。
【11~12歳児さん向けの問題】
ここアリンコ町5丁目の消防署には、5秒間に1リットルの消火活動ができる特別部隊の隊員が60名います。先日、大火事が発生し、この特別部隊が出動して大活躍しました。火事は消火活動が始まってから20時間で鎮火しました。この火事では前半の10時間は特別部隊の全員が消火に当たりましたが、後半の10時間は特別部隊のうちの20人は人命救助に当たったので消火活動はできませんでした。後半に使用した水の量は全体で使った水の量の何%にあたるでしょうか。
⇒絵を描きながら問題を解いていくことは、「楽しい」「わくわくする」という気持ちを引き出すことができる、子どもの能力を伸ばす最善の方法であるとどんぐり舎では考えています。
そして、楽しい、わくわくするという気持ちで問題を解くことで、「絵を描くこと=楽しいこと=考えること」であると子どもたちは認識していきます。
「絵が描ける(考える)」ということは、その問題の「本質が見えている」ということです。
この本質が見える力(絵を描く力)をしっかりと自分のものにできると、学問だけではなく、スポーツや芸術など、さまざまな分野においても秀でた能力を発揮することができる力を身につけることにもつながっていきます。
②漢字舎(かんじや) ってなに?
1文字1文字の漢字を大切に、ゆっくり、大きく書きながら漢字を習得していく時間です。
時には、漢字をイメージしながら色ぬりしたり、絵を描いたりしながら学んでいきます。
漢字は、ただ単に繰り返し書いて覚えるものではないと、どんぐり舎では考えています。
ゆっくりと味わいながら、たのしみながら、こどもたちが本来持っている「味わう力」「たのしむ力」「考える力」を最大限伸ばすことができる手法にて学んでいきます。
③計算舎(けいさんや)
計算問題を、こどもたちがイメージしやすいよう工夫された教材を用いて解いていきます。
どんぐり舎では、基本的に、計算の時間に鉛筆を使うことはありません。
たし算、ひき算、かけ算、わり算、分数、小数などの基本を、鉛筆を持たずに手を動かして思考しながら学んでいく時間です。
計算は速ければ良い、というものではありません。
計算式を見たときに、どれだけその計算をイメージできるかがポイントです。
たくさん解く、速く解く、のではなく、”ゆっくり” ”じっくり” ”ていねいに” 考えながら学ぶ時間です。
④地理舎(ちりや)
日本の都道府県や世界各国を、イメージすることに重きを置きながら学ぶ時間です。
ひたすら暗記するのではなく、楽しみながら、味わいながら、ゲーム要素をふんだんに盛り込んで学んでいきます。
都道府県の形や県庁所在地、特産物や山地・盆地・河川にいたるまで、学年に応じて学ぶ度合いが異なる時間となります。
⑤観察舎(かんさつや)ってなに?
観察舎は、外に出て自然の中で学ぶ時間。
外へ出て、季節の移り変わりを肌で感じます。
図鑑や本を持っていき、本物と比較し、さまざまな草花とふれあい、自然と共生しながら学んでいきます。
自然の移り変わりに気づくことは、学問を学ぶ上で、大きな力となります。
どんぐり舎では、
『自然に勝る教材はない』
と常に考えていますので、できる限り自然とふれあいながら、子どもたちが本来持っている、思考する力、観察する力を大切にしていきます。
学ぶ視点を変えて、より楽しく、より興味を持てるよう工夫された時間を味わいながら、学びの幅をひろげます。
- 本物をみること
- 本物にふれること
- 共感すること
- 変化をあじわうこと
- ゆっくりイメージすること
- 視点をかえること
これら1つ1つを大切にしながら、子どもたちの持っている力を最大限引き出せる時間です。
⑥探究舎(たんきゅうや)ってなに?
探究舎は、雨が降った日など、観察舎を行えない日に、自分の好きな分野を深く掘り下げる時間です。
さまざまな興味の種をまき、ひとりひとりが調べてみたいと感じた分野について調べ、本や図鑑を広げ、深く深く考えていく時間。
こどもたちが主体的に取り組むことのできる、大切な時間です。
上記①~⑥の授業を、子どもたちの主体性(気持ち)を優先しながら組み立てていき、合計120分の授業にて学んでいきます。
※ その他、状況に応じて授業内容を変更しながら、取り組んでいきます。
どんぐり舎は
だれかに評価されることなく
本物をみて さわって 体感し
時間をたっぷりと使いながら一問をじっくり解いて思考力をたかめ
ちいさな幸せを幸せだと感じられるこころをはぐくむ
北欧スタイルの学び舎です



